設計のはじまり
震災と建築
2011年3月11日、事務所で仕事をしている最中に、東日本大震災に見舞われた。借りていた鉄骨造の事務所ビルは大きく揺れ、大型コピー機が事務所の床の上で暴れ、ニュースは東北地方の中継映像を映していた。
その日は夜都内の奥沢教会の建築委員会が予定されていた。夕方事務所から車で打ち合わせに向かったが、信号をひとつ越えるのに1時間以上掛かり、打ち合わせは延期させていただいた。
私たち建築界の者は、この震災で建築を設計することの意味や、災害に対して建築に何ができるのかという根源的な問いを突きつけられた。後日、伊東豊雄事務所と学生と陸前高田市の復興計画を体験。更にこの問いは大きなものとなった。



